神戸大学・艱貞堂床調査・剣道場床調査

剣道場探訪記

神戸大学・艱貞堂床調査・剣道場床調査

神戸大学の剣道場(艱貞堂・かんていどう)の床調査を行いました。
この調査から過去それぞれの時代によって
樹種の異なる床材が使用されていたと予想されます。
歴史のある建物なので、床改修時にはどの時代の床に改修されるのか楽しみです。
創建当初に使用されていたであろう床材と、現在当社で通常使用している床材とでは
材料も施工方法も本当によく似ているので驚きました。
床下の調査もさせて頂きましたが様々な工夫が施されていて
通常では見えない箇所にもかなりの手間が掛かっていました。
躯体の改修は既に完了しているので、
剣道場の命とも言われる床改修がどの様になるのかとても楽しみです。

 

床下には音響効果を上げるための甕(カメ)が規則的に斜めに向けて設置されている。
スピーカーの様な役割を果たしているのでしょう。
能舞台にも同じように甕が設置されているそうです。

 

色々見てみるとたくさん工夫が施されていて面白い。
スプリングの設置方法、木材の連結方、固定方法等々・・・