松代藩校の剣術所と槍術所を見学に行ってきました。
剣術所は、36坪ほどの広さがあり床板には杉材が使われていました。
色々な資料で見るよりもなんだか狭いなぁと思っていたのですが、
後ほどその疑問が解消されます。
さすがに床板の杉は、様々な位置で補修が行われていました。
多分、床板は新築当初の工法とは違いがあるのでは思われます。
一番古いと思われる箇所の杉材は素晴らしい良材が使われています。
数百年生の杉材です。それも赤みが張っていて素晴らしい目込み材です。
これだけの良材でこの工法はなかなか考え難いです。
剣術所をじっくり見学し、藩校内を見渡してみると・・・
見た事のある光景がそこにありました。
槍術所です。
私がイメージしていた松代藩校の道場はこちらの槍術所でした。
剣術場より広さが倍近くあり床板の材質も異なります。
材質の違いは、槍術では槍の先が床面に付くことが多いことから
凹み難いように多少硬い材質が使われているのでしょう。
槍術所の柱です。
近くで見るとボコボコに凹んでいます。
こんな勢いで突かれたら首に穴が開きそうです(-_-;)