東京都三鷹市で剣道場を併設する個人住宅の建築工事が始まりました。
剣道は、稽古したくてもなかなか時間が取れない社会人剣士がたくさん居られます。
自分の子供達と一緒に稽古したいけど、なかなか決まった時間には合わせられない・・・
そんな問題を解消しようと「自宅に道場を持ちたい！」と剣士の夢が膨らみます。
剣士の夢でもある『道場のある住宅』は、
建築計画設計の時点で諦める方が大勢いらっしゃいます。
大勢と言うかほとんどの方が計画中に諦めてしまうのではないでしょうか。
なぜ諦めなくてはいけないのか？
諦める原因としては・・・
・家族の理解が得られない
・住宅周辺への騒音問題
・天井の高さの問題
・どんな床にすれば良いかわからない
などなど 色々と諦めてしまいそう原因があります。
家族の理解が得られない場合は、そもそもの話にはなりにくいでしょう。
住宅周辺への騒音問題では防音対策をしっかりとる必要があります。
天井の高さは、一般的な造りの住宅であれば剣道の稽古をする高さは確保できます。
どんな床にすれば良いか分からない。
これが一番の難題かも知れません。
多分、ハウスメーカーや工務店に相談しても思うような答えは返ってこないでしょう。
たまたま剣道を実践する大工さんに当たったとしても
それほど道場建築の経験は少ないと思います。
『無垢材の道場なんか高く付きそうだし・・・』と思う方も居られるでしょう。
いろいろな床材と比べてみても良いかと思います。
住宅の他の部材にも言える事ですが、
「あそこの道場の床が○○○だから○○○が良い」というのはあまり良い考えだと思えません。
使用感やメンテナンスも含めてしっかり思案してみた方が良いと思います。