茨城県にある鹿島神宮・武徳殿の改修工事の見学に行きました。
床面は全て剥がされていましたが、
一旦剥がして使えるものは選別して再度使用される予定です。
以前、調査した業者さんは、床下にあるの甕(カメ)の役割が分らずに、
危うく玄関脇に置かれて手洗いにされるところでした。
この甕の役割としては、踏み込み時の音が響くようにと工夫して設置したもので
能舞台などにも使用されることがあるそうです。
新調される部分の床板は、鹿島神宮内の樹齢400年の杉材です。
滅多に使用できる部材では無く、台風や雷で倒れた樹木のみ神社内で使用されるそうです。
一般には、ほぼ手に入れる事が出来ない丸太になります。
それは素晴らしい床材になることでしょう。