京都府京都市武道センター内・京都武徳殿の視察に伺いました。
旧武徳殿は京都市岡崎の平安神宮の西に隣接した域に設置し、平安遷都千百年記念授業の一つとして、明治31年7月に建設に着手され、同32年2月に竣工した我国最古の演武場であります。
また同殿は、明治期の大規模木造建築で、京都の歴史、演武場の歴史における、貴重な建造物であるとして、昭和58年6月に京都市指定有形文化財(建造物)に指定されましたが、各部の破損が著しくなったため大和社寺設計(代表者 脇阪俱二氏)に修復箇所の調査、修復方法の調査検討について委託し、昭和60年7月から工期18箇月、工事費271,228,000円の予定で解体修理に着手いたしました。
しかし解体の過程で当初予期しなかった修理による工事費の増加もあり、昭和61年12月、総工事費341,255,000円を以って工事を完了いたしました。
(京都市文化観光局・京都市指定有形文化財 旧武徳殿主屋修理工事報告書より)
視察当日は、京都市職員の方がとても丁寧に説明していただけました。
大変感謝しております。